2011年3月28日月曜日

茨城県南の水道網と、放射能汚染の予測

福島第一原発の放射能汚染に伴う、水道水汚染に関連して
茨城県南の水道事情がどうなっているのかまとめてみました。


水道水から放射性物質が検出されたのは、恐らくこれが第一報です。
>>該当する記事
微量の放射性物質を検出 19日 (栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、新潟)

この後、都心の水道水から基準を上回る放射性物質が検出され、以降は大きな報道展開・水を巡る混乱となりました。
>>該当する記事
乳児向け飲用基準の2倍を上回る放射性ヨウ素131を検出 22日に採取 東京都葛飾区(金町浄水場)


茨城県内での水道水は、>>該当する記事
22日に
 常磐太田市水府で245ベクレル(Bq/kg)の放射性ヨウ素が検出され、
23日には
 日立市十王(298ベクレル)
 東海村(188.7)
 笠間市(170)
 常磐太田市金砂郷(150)
 古河市(142)
 北茨城市(116.1)
24日にも日立市・東海村・笠間市に加え、
 取手市(106.5ベクレル)でもで乳児向け飲用基準値を超える放射性ヨウ素が検出されました。


茨城県南では取手市で基準値超えただけで、つくば市・土浦市・牛久市では安全基準値内にあるのはどうして?と思いましたが、これはどうやら、地域がどの水系に属するかで大きく違うようです。

取手市は、利根川から取水する利根川浄水場から大部分を配水され、
>>配水図
古河市は、鬼怒川・利根川から取水する水海道浄水場から配水されています。
>>配水図
茨城県南は、主に霞ケ浦から取水しています。


この水道網から推測すると、守屋市、つくばみらい市でも放射性物質濃度の高い水道が配水されているはずだし、取手を除く茨城県南地域での放射性物質検出値が低いのは、この地域は霞ケ浦から取水されていることに因ると思われます。

霞ケ浦に流入する河川は桜川、恋瀬川、巴川、小野川などで、あまり大きな流域はありません。この流域面積の狭さが放射性物質の拡散による汚染から、霞ケ浦を守ったのかもしれません。

霞ケ浦は用水として、他市に渡って水道用水を供給しています。>>霞ケ浦用水
放射性物質の基準値超えをした古河市、笠間市は、ここに含まれていないません。

ただ霞ケ浦は湖であるので、河川と比較して汚染物質が流出するのが遅く、一旦汚染されたら長期間続いてしまう可能性があります。


これまでニュースに取り上げられた利根川水系の地域は、
東京都葛飾区 金町浄水場(江戸川)
 →東京23区、武蔵野、多摩、町田、稲城、三鷹市に水道水を供給
>>該当する記事
千葉県松戸市 栗山浄水場(江戸川)
 →松戸、市川、船橋市の一部に水道水を供給
>>該当する記事
栃木県宇都宮市 松田新田浄水場(鬼怒川)
>>該当する記事
茨城県取手市 利根川浄水場(利根川)
 →龍ヶ崎市・取手市・牛久市・守谷市・利根町に水道水を供給
>>該当する記事
など

利根川がどうなっているのか分からない方はこちらを参照
 江戸川は利根川から分流しています
 鬼怒川は利根川の支流です